燻製サバのペペロンチーノ
今回はついに念願のソロキャンプデビューをしましたので、その経緯や苦悩をまとめてみました。
昨今のアウトドア、キャンプブームで、「キャンプやってみたいけど、一緒に言ってくれる友達がなかなかいない...」とか「一人の時間が好きだから今年はソロキャンプやってみようかな!」って思ってらっしゃる方も多いかと思います。
ただやはり一人でキャンプに行くのは寂しい部分もあるかと思いますし、キャンプ用品を持ってらっしゃらない方はテントや寝袋からの購入から考えなければなりません。
実際に僕がソロキャンプをやってみたことや、感じたことをまとめてみましたので、これを読んだ方が一人でも「私もやってみよう!」と思ってくれたら嬉しいです。
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目次
そもそもなんで記事としてまとめようとしたのか。
自作の燻製器売ってます
僕は糸島スモークという名前でこのブログの運営と、燻製器を開発してその販売をしています。
その燻製器は「マンションでもアウトドアでも使える温燻専用燻製器」という謡い文句で販売しているのですが、屋外でバーベキューする時に自分の燻製器を持って行ったりするのですが、
実はテントを張ってのキャンプはやったことなかったんですね。
友人とコテージを借りてそれなりの設備の中でのバーベキューやキャンプ(と言えるのか?)はあったのですが、ガチキャンプというものをやったことがありませんでした。
キャンプ・アウトドアと燻製の親和性を考えた時に「これは自分もキャンパーにならなあかん!」と思い立ち、デビューに至ったわけです。
自分で使っている分に関しては市販の燻製器の中で一番良い燻製器だと自負してますが、
実は、キャンプになるとなかなか使いづらいなどの発見があるのではないかなという点もあったので、燻製のためにキャンプデビューしたと言っても過言ではありません。
また、元々家で料理をしていたので、キャンプ飯的なレシピを増やしたかったというのもあります。
やっぱり肉は炭火で焼いた方が旨いですからね。
自分が知りたい情報がネット上には全くない!
キャンプデビューをすると決めたのはいいですが、正直最初はかなり困りました。
デビューするために自分が知りたい情報が全くないんですね。
「ソロキャンプ デビュー」とか「キャンプ 始め方」とかで調べても、なんか「おススメテント10選!」みたいな記事しか出てこなくて、僕が知りたい「思い立ってから→実際にキャンプをして、家に帰るまで」の経緯を記している情報がなかったんですね。
たぶん、昨今のアウトドアブームで家族でキャンプを始めてみようとか、僕みたいに「ソロで行ってやるぜ!」みたいな方も増えてくると思いますので、そういった方に同じ気持ちになって欲しくないなぁと思い、記事にしてみようと思いました。
どうかこの記事のアクセスが増えますようにw
なんでソロでデビューしようと思ったか
いくら独り身の僕でも、一緒にキャンプに言ってくれる友達ぐらい居ます。
ただ、デビューはソロにこだわりました。
初期投資を抑えたかった
友人とキャンプに行くとなると、揃えないといけない道具が出てくるので、
誰がどれを買うのか?そしてその所有権は?みたいな話になってしまいます。
また、完全にイメージですが、一人のキャンプであるなら簡易的なテントを¥5,000~¥10,000ぐらいで買えばなんとかなるだろ、程度にしか思ってませんでした。
誰にも気を遣わずに自由な時間が欲しい
これは完全に個人的な意見ですが、平日は仕事漬けの毎日ですので、土日ぐらいゆっくり休みたい。
ただなんだかんだ、友達から飲み会の誘いが来たり、燻製器を一人でコツコツ作ったりしてると、誰にも気を遣わずにビール飲みたい!ってなるんですね。
後、読みたい本があるんだけど、家では優先順位が低くてなんだかんだ読めてない本があったり。
こういういつもの時間の使い方からちょっと違う自由な時間が欲しかったので、ソロで行くことを決めました。
友人とコテージなどに行く時は必ず僕は料理担当なので前菜~締めまで全部作ります。
こんな感じ。
全然苦ではないですが、たまには一人で自由に飲み食いするのもいいかなぁと思った次第です。
不安だったこと・わからなかったこと
前提条件としての自分の持ち物を紹介します。
愛車のCX5
※編集雑ですみません
クーラーボックス
チェア
この3つだけです。
後は自作の燻製器ぐらいw
ここからのスタートでした。
むしろこれだけしか持ってないのによくキャンプしようと思ったな、と自分でも関心します。
そもそも何を揃えるべきかわからない
そんな最低限以下の機材しか持っていない自分がキャンプを始めるために何を買いそろえるべきか、という問題がまず最初に来ました。
「テントは必要だよな....」
「ランタンとかぶっちゃけどうなん?」
「料理は最悪、自宅のガスコンロを持っていけばいけるかな?」
などなど。
で、ネットで調べて見ると、
「タープって何やねん!」
「寝袋ってシュラフっていうんだ」
って感じでマジで素人感満載の状態でした。
なのでまず僕が解決するべき内容は「必要なものを明確にする」ことでした。
キャンプ場の探し方
皆さんのキャンプ場のイメージってどんなのですか?
小学校の時に林間学校で行ったところ?
車を止めてそこの横にテントを張る感じ?
といったようにキャンプ場と一言で言っても色んなタイプのキャンプ場があります。
僕が住む地域でも車で1時間~2時間移動すれば、色んなキャンプ場があります。
僕の場合は「テントを張って寝る」というミッションがあったので、それに合うキャンプ場を探していました。
ただ、この記事を読んでくれている方にはわかると思うのですが、キャンプ場のホームページって本当に古臭くてマジで見にくい!
ひどいところは現地の写真もないぐらいです。(他の地域のキャンプ場が違ったらすみません)
なので、第2の悩みは「ソロキャンプデビューに向いてるキャンプ場の選び方、探し方」でした。
まずはキャンプ用品を揃えてみる。
僕がまず手始めに行ったことはキャンプ用品を揃えることでした。
昔から形から入る人間だったので、「これぐらい揃えたんだからソロでも行くっきゃないっしょ!」状態に自分を追い込みたかったのです。
まず最初に行ったのはアウトドア専門の中古用品店
ネットでアウトドア製品を買うために色々調べたんですが、最近は空前のアウトドアブームもあって、アウトドア用品買取ます!みたいな広告が出て来たりします。
ちょうど今僕が住んでいる家から車で30分ぐらいのところにアウトドア専門の中古用品店あったので行ってみることにしました。
結論、ここにはいく必要がなかったですw
・店員さんの接客皆無→必要なものがわからない自分→声を掛けようにも掛けられる雰囲気ではない→店を出る
と行った流れになってしまい、結局この店では店員さんに声を掛けるわけでもなく、何を買うわけでもなく断念しました。
アウトドアに限らずですが、中古品を扱ってる店の店員って愛想悪いですよね(偏見)
帰り道みかけたスポーツショップに立ち寄る。
心を折られた僕でしたが、その中古店に行く途中にゼ〇オがあるのを発見。
「1軒目が微妙だったら帰りに寄ってみるかぁ」ぐらいにしか思ってなかったのですが、1軒目が惨敗だったので泣く泣く行ってみることに。
結論この判断が正しかったのですが。
店に入るとさすがにスポーツショップということもあり、スポーツ用品が多かったのですが、これまた最近のアウトドアブームの影響でしょうか。
しっかりありました、キャンプ用品コーナー。
1軒目よりも豊富なラインナップで、色々見てたのですがやっぱり何が必要かわからずに店員さんに声を掛けざるを得ず。
ヒョコっと優しそうなおっちゃんが出てきたので声をかけてみました。








その後もこのようなやり取りが続き~
その店員さんは初心者の僕にも優しく色んなことを教えてくれました。
・テントは季節や素材によって寝苦しかったりするから一度テントが借りれるキャンプ場をおススメすること
・ランタンは手元用と虫を集める用の2個持っておいた方がいいこと
・今の季節(5,6月)はシュラフはそこまで必要ない、毛布を家から持っていけばいい。
・タープは絶対必要。朝方の日光ナメんな。
・ソロなら料理好きとは言えどそこまで料理器具を持っていく必要はない。炭火、網、薪焼きの3つの機能を持ったもので十分。
・キャンプ場の選び方は難しいのはわかるが、テントの話と同じで最初は困った時にレンタルできる設備が整っているか否かで判断するべき。
・電源は十分に持っていくこと。車があるとは言え、バッテリーが上がってしまうので、車の電源はあてにするな
などなど。
どうやらソロでキャンプデビューする人がかなり珍しかったようで、親身になって質問に答えてくれました。
結局、この店では
・タープ
・ランタン
・シュラフ
・BBQセット
を購入。
お会計は¥15,000程度でした。
最後にその店員さんに「なんでまたソロなんですか?」と質問されたので、
・自作の燻製器を売っていること。
・アウトドアが好きな人に燻製器を販売しているのにキャンプをしたことがないのが恥ずかしいこと。
・燻製のブログをやっているのでそのネタ集め
と話したら、どうやらお店としての燻製イベントなどをやっているらしく、
「今度燻製のイベントやる時は是非講師として参加して頂きたい!」
と名刺を持ってきてくれました。
ありがとうございます、と受け取るとその店員さん、なんと店長さんでした。
普通のおっちゃん店員と思って失礼なことを言ってしまったような気もしましたが、最後の一下りがあったので、大丈夫かなと思い、お会計へ。
結果的に僕は店長を無視してしまうのですが、この日は満足して帰路につきました。
その晩、キャンプ場探し
店長の教えもあり、ネットで色々キャンプ場を探してみました。
店長おススメのキャンプ場も見てみたのですが、自分の中ではあまりピンと来なかったw
理由は3点
・予約制。予約する前に他のところに決めたので連絡はしませんでしたが少しハードルが高い。
・キャンプ場と駐車場が別。確かに店長のいう通り、テントを借りて安心して泊まれるかもしれないが、駐車場から一人でキャンプ場まで荷物を何往復もするのは恥ずかしいし煩わしい。
・何かに付けてレビューが高い、多い。県の中でも有名なキャンプ場→人多い→一人は恥ずかしい。
なので、一人でふらっと言って車の横にテントとタープを構えて誰の目にも気にせずやってみたい。
この欲望は止まりませんでした。
キャンプ場に行く前にテントを緊急調達
休みの関係上、その日しかキャンプに行くチャンスはなかったので、朝早起きして無理やりテントを購入してから元々検討していたキャンプ場に向かいました。
ちなみに僕が購入したのはコールマンのタフドーム。
ソロ用にしては少し大きいですが、「テントを張る」という行為が実践できるのと、コールマンというブランドで選びました!
大変満足しています。ここまでは。
食材の買い物を済ませていざキャンプ場へ
向かったキャンプ場は都心から車で30分、少し山を登ったところにある無料のキャンプ場で予約の必要もありません。
15時ぐらいに現地に着いたのですが、もう既に人が多い!テント張れるんかこれ!?状態。
車とテントの隙間を掻い潜ってなんとか駐車。
人が多かったので、なんか隅っこの方空いてないかなぁと探していると
ありました!
小高い丘の上に隙間発見!
この時点で「車の横にテントを張って」というミッションは諦めることになりましたが、正直もうこの時はそんなことどうでもよかったですw
とにかく、キャンプが好きで家族や恋人、友人間でキャンプに来ている人が多くてテンションが上がってたんでしょうね。
非日常感が半端なかったです。
テントとタープを一人で設営し、晩酌モードへ
1時間程度かけて、なんとかテントとタープを設営。
ここでの注意点ですが、庭がある方や前日までにテントを購入した方は一度練習で設営をしてみることをおススメします。
最初は全く設営の仕方がわからなかったので、youtubeで説明動画を見て組み立てました。
ただ、キャンプ場ってネット環境が悪いので動画の再生がなかなかできないw
youtubeに結構設営動画(メーカー、一般の方)が上がってるのでそれを見ながら一度設営をしてみることをおススメします。
※こんな感じ。
そんなこんなで組み立てて炭に火を起こしていたら日が暮れてしまったので、晩酌開始。
日が落ちる前のビールは最高ですね~
ただし。ビールを一口飲む前にかなり本当に飲んでもいいのかと熟考しました。
「これを一口飲んだ瞬間運転できなくなるのが決定」
「実はテントが過ごしにくくて家に帰りたくなるんじゃないか・・・?」
など。
ソロで、かつ車で来ている場合、お酒を飲んだ瞬間、1泊するのが決定します。
今ではもうそんな不安な気持ちにはなりませんが、この瞬間はかなりビビっていた自分がいます。
結果として杞憂だったんですが、ソロキャンデビューをしたことがある方は気持ちがわかって頂けると信じていますw
もうずっとのんびり。誰にも縛られない。
好きな音楽を聴きながら本を読んだり、日が落ちるころには、肉を焼きだしたり
キャンプ場を散歩して夕日を眺めてみたり、
お酒も深まったころには得意の燻製の準備したり、
屋外で食べるスモークチーズが最高だったりしました。
まとめ
ソロは以外と怖くない!
というのを皆さんにも伝えたいです。
僕は自作の燻製器で燻製を作って周辺の方におすそ分けしたりしたのですが、意外とキャンプ好きな方って友好的な方が多い印象ですし、
そもそも読書やゆったり過ごすのもアリなので都会の喧騒から逃れたい人とかは特におススメです。
次回はソロキャンプで持って行って良かったもの、持って行かなくて後悔したものをまとめてみたいと思います。
みんなもソロキャンプしようぜ!
それでは!